犬を蹴っている動画をテレビで見た。
悲しくなる。
蹴っていた理由は「しつけ」。
犬が「したい」と思っていることではなく、
私たちが「してほしい」と思っていることを犬にさせること。
それが人間の家庭で犬を飼うときの犬のしつけ。
なので、犬がやりたいことと、
私たちがしてほしいことの、思いのズレが出てくる。
例えば、犬はスリッパをかじりたいが、
飼い主はそれはやめてほしいと思っている。
犬はマーキングをしたいが、飼い主はトイレでしてほしいと思っている。
そのズレを理解してしつけの方法を考えるべきだと思う。
だってこのズレを無くすのは、なかなか難しい。というより無くせない。
だって犬は犬。
簡単にまとめるとしつけの方法には、
①やってほしくないことを叱ってやめさせる方法
②やってほしくないから、そのかわりのやってほしいことを教える方法
の2つがある。
①は罰、②は教育 です。
①の方法で問題があるのは、
ズレがそもそもあるのに、叱ってやめさせてばかりいると飼い主と犬の関係が悪化する。
それに、叱られない時はやめないし、他のやってほしくないことをやったりする。
犬はやりたいことができないのでフラストレーションがたまる。
②の問題は、
「こうしてほしい」と飼い主が明確に心に留めていないと教えられないし、
犬に教えられる人でないと教育できない。
それにやってほしくないことをやられるので、
腹が立ってついつい落ち着いて教育できないこともある。
そんなに人は、いつも冷静でいられない。
「そうそう、犬なんだからそうしたいよね。
叱ってもよくないから、落ち着いて教えなくっちゃ。」
などど、天使のように犬を扱うのは
なかなか人間的に出来上がる必要がある。
大変だけど。
犬が好きだから頑張ろう
ほら、こんなにかわいい